ドコモ光にしたけど思っていたほど速度が出ないなぁ、別の回線にしておけばよかった・・・
このように、ドコモ光の申し込み後に後悔をしてしまう人がいます。
でも、その速度不満ってドコモ光側の問題じゃないかもしれません。
あなたの家の環境や、接続する端末側が原因でドコモ光本来の速度が活かせていないなんてこともあるんです。
回線速度が遅くなってしまう原因は下記の2つが考えられます。
そして、利用者宅内のインターネット接続環境側に問題があるケースが少なくないのです。
本記事では、ドコモ光の申し込みをしようとしているあなたが『ドコモ光って遅い、やめておけばよかった』とならないために、宅内環境とネットワーク環境の整え方をお伝えします。
具体的な速度改善ポイントは以下の3つです。
この対策をとっておけば、快適なインターネット接続が可能になるでしょう!
ドコモ光の速度を改善する3つの最適化ポイント
ドコモ光の速度を改善するポイントは3つあります。
ひとつひとつ確認していきましょう。
1.接続端末(パソコンやスマホ)のスペックを高速回線に対応させる
光回線サービスの速度は、利用者宅内の接続環境と回線側の状況がそれぞれ影響してきます。
ここでは「利用者宅内」側の、回線速度を上げる方法を確認してみましょう。
パソコンやスマホなどのスペックを最適化しよう
意外に思うかもしれませんが、パソコンやスマホのスペックが低いと速度が十分にでない場合があります。
例えば、高速CPUやメモリの増設、ハードディスクの最適化などで速度が改善されることがあります。
古い端末を何年も使い続けていると最新の通信規格に対応できなくなり、速度の恩恵が受けられなくなる場合があることを認識しておきましょう。
バックグラウンドで動き続ける無用な常駐プログラムを無効にしよう
パソコンの常駐ソフトウェアや、バックグラウンドで動き続けるスマートフォンのアプリが通信速度に影響することがあります。
「不要な」常駐ソフトウェアやアプリを終了して接続すると、通信速度が改善されるかもしれません。
このように、低スペックな端末や古いブラウザの利用、不要な常駐ソフトウェアなどによって回線速度の低下は起こりえます。
快適な通信環境を整えるためには、接続端末側の見直しが必要な場合もあることを覚えておきましょう。
2.機器をつなぐ環境を高速回線に対応させる
パソコンなどの端末と、無線LANルーターやONU(光回線終端装置)などのネットワーク機器をつなぐLANケーブルも通信速度に影響を及ぼします。
また、無線LANルーター自体のファームウェアもアップデートしていかないと速度に対応できなくなってしまう事があります。
稀に状態をチェックして速度の向上を図りましょう。
LANケーブルのカテゴリーを光回線に対応させよう
インターネット初心者ではない人でも意外と軽視しているのがLANケーブルの規格です。
LANケーブルにはカテゴリーという規格があり、通信速度毎に最適なものが用意されています。
カテゴリー | 最大速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT5E | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT7A | 10Gbps | 1000MHz |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
ドコモ光を利用するなら、光回線の速度に対応したLANケーブルを使用しなければ想定する速度を出すことができません。
光回線の一般的なプランの速度である1Gbpsに対応するためには、1Gbps以上に対応しているLANケーブルを使用します。
ここで下位規格のLANケーブルを使用してしまうと、ドコモ光本来の速度が出せなくなってしまうので注意してください。
ドコモ光を利用するなら、LANケーブルは以下の規格のものを購入するようにしましょう。
無線LANの規格を確認しよう
スマホやIT家電などをドコモ光の高速回線に接続する際に利用する無線LANルーターのWi-Fiも、高速規格に対応している必要があります。
何年も前の古い無線LANルーターでは低速規格にしか対応していない場合が多いので、ドコモ光を利用する場合は最新のものを用意しましょう。
高速規格の「Wi-Fi5」や「Wi-Fi6」に対応したルーターを使うことで、無線でインターネットに接続する場面においても高速なインターネット通信が可能になります。
世代 | 通信規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|
第1世代 | IEEE 802.11a (11a) | 54Mbps | 5GHz帯 |
第2世代 | IEEE 802.11b (11b) | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
第3世代 | IEEE 802.11g (11g) | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第4世代 (Wi-Fi4) | IEEE 802.11n (11n) | 600Mbps | 2.4GHz帯 5GHz帯 |
第5世代 (Wi-Fi5) | IEEE 802.11ac (11ac) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第6世代 (Wi-Fi6) | IEEE 802.11ax (11ax) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯 5GHz帯 |
第6世代の拡張版 (Wi-Fi6E) | IEEE 802.11ax (11ax) | 9.6Gbps | 6GHz帯 |
また、パソコンやスマホのWi-Fi規格が高速通信規格に対応していることも重要です。
主なWi-Fi規格は以下のとおりで、無線LANが「ac」、または「n」規格に対応している端末であれば、ドコモ光の1Gbps通信を十分に利用できます。
無線LANルーターの設置場所について
無線LANルーターとインターネットに接続する端末の距離が遠すぎたり、壁や床をはさむと電波が減衰し速度低下につながることがあります。
また、2.4GHzの周波数帯を利用している場合は、家電の出す電波と干渉してWi-Fiが弱まってしまうこともあります。
周波数 | 5GHz | 2.4GHz |
---|---|---|
メリット | ・通信速度が速い ・電波どうしで干渉しない | ・電波が遠くまで届く ・障害物に強い |
デメリット | ・障害物に弱い | ・通信速度が遅い |
無線LANルーターの設置場所を工夫したり、電化製品との距離を遠ざけて、最適な環境を見つけましょう。
無線LANルーターのファームウェアを最新にしよう
無線LANルーターのファームウェアを最新にすることで、速度を改善できる場合があります。
ファームウェアとは、無線LANルーター内のROMやフラッシュメモリに記録されているソフトウェアのことです。
この中に設定情報などが書き込まれていて、時々メーカーによって、最新OSへの対応やセキュリティ機能の向上などを目的とした情報のアップデートが行われることがあります。
これが通信速度の向上につながる場合があるんです。
ですので、ファームウェア・アップデートが来ていないかたびたびチェックして、最新の状態を保つようにしましょう。
3.次世代通信のIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6を利用する
ネットワークに接続されたすべての機器には、「IPアドレス」と呼ばれる識別するための番号が割り振られています。
このIPアドレスを割り振っている仕組みが、IPv4(PPPoE)やIPv6(IPoE)という接続方式です。
これまではIPv4(PPPoE)が主流でしたが、近年ある問題が浮上してきました。
それは、インターネット利用者やIT家電などの接続端末が爆発的に増加したことにより、IPv4(PPPoE)で割り当て出来るIPアドレスが限界に近づいてきてしまったことです。
そのため休日や夜間など、たくさんの人が利用する時間帯は回線の混雑頻繁に混雑が起き、速度低下が起きやすくなってきてしまいました。
では、利用者の多くなる時間帯であっても快適にインターネットを利用するにはどうすればいいのでしょうか。
そこで開発されたのが、次世代インターネット接続方式のIPv6(IPoE)と、それをさらに進化させたIPv4 over IPv6技術です。
IPv6 IPoE接続方式とIPv4 over IPv6技術とは
IPv6(IPoE)は、約340澗個というほぼ無限に近いIPアドレスが発行できる接続方式です。
これだけのアドレスがあれば、今後どんどん接続端末が増えていっても混雑してしまう心配は無く、極端な話、IPv6(IPoE)でインターネットに接続すれば、速度遅延はほぼ起きないと言われています。
ただし、このIPv6(IPoE)にも弱点がありました。
それは、IPv6(IPoE)で通信している間は、IPv4に対応したWEBサービスやサイトが閲覧できないということ。
しかも、世の中にあるWEBサービスやサイトの大半が、まだIPv4対応のままなのです。
それじゃあ、せっかく速いインターネット接続方式を使っても意味がないってことか・・・
ご安心ください。
その問題を解決するために開発されたのが、『DS-Lite』や『v6プラス』、『IPv6高速ハイブリッド』などのIPv4 over IPv6接続方式です。
IPv4 over IPv6接続方式は、IPv6(IPoE)では利用できなかったIPv4対応サービスやWEBサイトをIPv6の環境下で快適に閲覧できるようにした拡張技術です。
この通信方式を利用することで、IPv6対応ページもIPv4対応ページもIPv6(IPoE)で接続できるので、ネットワークの混雑を気にすることなく快適なインターネット利用が可能になります。
ドコモ光は、選択するプロバイダによってはv6プラス(IPv4 over IPv6)に対応しているので、これを利用することでネットワーク回線の混雑による速度遅延を解消することができるというわけです。
ドコモ光のおすすめ窓口比較表【プロバイダ・代理店・公式】
ドコモ光のおすすめ申し込み窓口3社のキャンペーン内容を比較表にまとめました。
GMOとくとくBBはドコモ光の提携プロバイダ、NNコミュニケーションズは評判の良い人気代理店、最後は運営会社のNTTドコモです。
\当サイト一押し!/ GMO | ドコモ光公式 | NNC | |
---|---|---|---|
キャッシュ バック | 60,000円 | なし | 40,000円 |
dポイント | 2,000pt | 20,000pt | 2,000pt |
適用条件 | メール案内に 従い口座登録 | 特に無し | 特に無し |
進呈時期 | ・CB:5か月 ・dpt:4か月 | dpt:4か月 | ・CB:1か月 ・dpt:4か月 |
公式特典 | 適用可 | 適用可 | 適用可 |
サイト |
表の通り、公式窓口に比べてGMOとくとくBBとNNコミュニケーションズのキャッシュバック額が抜きんでています。
尚、公式窓口の特典はキャッシュバックではなくdポイントのみです。
しかも、このdポイントは【期間限定・用途限定】ですから、『どうしても公式窓口から申し込みたい!』という方以外は避けた方が無難でしょう。
GMOとくとくBBとNNコミュニケーションズの申し込みキャンペーンは、どちらもオプション加入などの条件が無く、かなり優れた内容となっています。
当サイトでは、キャッシュバック額が一番高額なGMOとくとくBBを一押し窓口としました。
ドコモ光の速度についてよくある質問
- Q1Gbpsと記載されているのに、実際そこまでの速度が出ないのはなぜですか?
- A
ドコモ光が公表している最大通信速度1Gbpsは理論値で、実際の通信速度ではありません。
実際に利用する際は、それぞれの家庭ごとの利用環境や回線の混雑状況、通信する端末のスペックなどによって速度が低下します。
家庭環境で最大通信速度と同等の数値が出ることはまずないでしょう。
理論値に対して、実際の速度のことを『実測値』と言います。
- Qドコモ光の実測値はどこで測れますか?
- A
ドコモ光の実測値は、ドコモ光に接続している端末で速度測定サイトにアクセスすることでチェック出来ます。
おすすめは、シンプルな画面が特徴のFast.comです。
アクセスするだけで測定がスタートし実測値が表示されるので、とても簡単です。
- Qドコモ光とドコモ home 5Gはどちらが速いですか?
- A
2023年5月24日に『みんなのネット回線速度』の平均実測値を確認したところ、下り速度・上り速度・Ping値全てドコモ光の方が速いです。
尚、下り速度だけならドコモ home 5Gも十分快適に利用できる速度と言えます。
ただし、上り速度、Ping値においては遅く、光ファイバーを実際に引き込むドコモ光の方がずっと安定しています。
まとめ
光回線サービスの速度の不満は、ユーザー側の環境を整えることで改善できる場合があります。
具体的な最適化ポイントは以下の3つです。
この3つの最適化ポイントを対策すれば、快適なインターネット接続が可能になるでしょう!
ドコモ光の利用を検討している人はぜひ覚えておいてください。
尚、ドコモ光をどこで申し込もうか迷っているなら、下記の記事が参考になります。
いくつかある窓口の中からキャッシュバックが貰いやすいなど、失敗のないところを厳選しました。
申し込み窓口の候補として参考にしてみてください。
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