フレッツ光は快適なインターネットだけでなく、テレビサービスも充実している光回線です。
オプションという形で「フレッツテレビ」と「ひかりTV」という2つのテレビサービスを提供していて、両者にはこんな違いがあります。
ひかりTV | 地デジ・BSの他、多くの専門チャンネルやビデオが楽しめる。 初期費用は一切かかりませんが、月額料金は少し高め。 豊富なチャンネルを楽しみたい方向け。 |
---|---|
フレッツテレビ | アンテナ不要で、安価な月額料金で地デジやBSが楽しめる。 ただし導入に工事が必要なため初期費用は高め。 アンテナを設置せずに安価に地デジ・BSを視聴したい方向け。 |
どちらも『光回線を利用してテレビ番組を視聴するサービス』という点は共通していますが、視聴できるチャンネルの数や料金に違いがあるんです。
とすると、うちはどっちを選べば良いんだろう?
ということで、今回はフレッツ光の2つのテレビオプション『ひかりTV』と『フレッツテレビ』をそれぞれ深堀りし、あなたにぴったりなのはどちらかを紹介いたします。
尚、現在フレッツ光を利用している方、もしくはこれからフレッツ光の契約を検討している場合は、他の光回線への切り替えを強くおすすめめいたします。
なぜなら、現在フレッツ光はどちらかというと法人向けに力を入れていて、個人の方が加入してもほとんどメリットが無くなってしまっているからです。
もっと月額料金が安かったり、魅力的なキャンペーンを展開していたり、速度が安定している光回線はたくさんあります。
こちらの記事で各種人気のインターネット回線の『契約して損は無いおすすめの契約窓口』をランキング形式で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
フレッツ光で利用できるテレビサービスは2種類ある
フレッツ光はインターネットだけでなく、光回線を利用したテレビ視聴サービスもオプションで提供しています。
それが「ひかりTV」と「フレッツテレビ」です。
なんで2種類あるの?
おそらく大人の事情もあるかと思いますが、もちろんこの2つのテレビサービスは別物で、サービス内容や料金に違いがあるんです。
フレッツテレビは地デジ・BSのみ見ることができます。
※オプションを追加することでCS(スカパー)も視聴可能。
一方、ひかりTVでは地デジ・BS/CSに加え、豊富な専門チャンネルを見ることができるサービスです。
専門チャンネルには様々なジャンルがあり、海外ドラマやスポーツ、映画やアニメ、外国の音楽番組など、視聴できるチャンネルは合計80チャンネル以上もあります。
「ひかりTV」と「フレッツテレビ」はどちらがおすすめ?
どちらのテレビサービスがおすすめか、結論はあなたが何を求めているかによります。
ひかりTVは月額料金が高い反面、たくさんの専門チャンネルが楽しめます。
フレッツテレビは、月額料金は安いですが地デジとBSの基本チャンネルしかなく、また最初に工事が必要になるため初期費用は高額です。
つまり、それぞれこういった方におすすめのサービスとなっています。
ひかりTV | 豊富なチャンネルを楽しみたい方向け |
---|---|
フレッツテレビ | アンテナを設置せずに安価に地デジ・BSを視聴したい方向け |
それでは、それぞれのテレビサービスの内容を詳しく見ていきましょう。
ひかりTVの特徴
ひかりTVは地デジ・BSの他に、115チャンネル以上の専門チャンネルと約100,000本以上のビデオチャンネルという圧倒的な映像数を誇るテレビサービスです。
月額基本料金のみで見られる40チャンネル以上のベーシックチャンネルの他、オプションで見られる20チャンネル以上のプレミアムチャンネルが用意されています。
どちらかと言えば、民放だけでなく、とにかく色んな専門チャンネルを視聴したい方向けのサービスと言えるでしょう。
ひかりTVの月額料金
ひかりTVの月額料金は、以下の4つのプランに分かれています。
基本放送プラン以外は、2ねん割を適用させることで毎月1,100円割り引かれます。
プラン | 月額料金 |
---|---|
お値うちプラン | 2,750円 ※2ねん割適用時 |
テレビおすすめプラン | 1,650円 ※2ねん割適用時 |
ビデオざんまいプラン | 1,650円 ※2ねん割適用時 |
基本放送プラン | 1,100円 |
ひかりTVの初期費用
ひかりTVは光回線を利用して番組を視聴するサービスのため、すでにフレッツ光を利用中の方やフレッツ光と同時に申し込む場合は新たに工事をする必要がなく、初期費用は掛かりません。
テレビを視聴するためのひかりTV対応チューナーは、月額550円からレンタルすることが出来ます。
ちなみにひかりTV対応チューナーを内蔵したテレビを利用している場合は、チューナーレンタルも不要です。
ひかりTVは工事が不要な分、導入しやすいと言えます。
ひかりTVで視聴できるチャンネル
ひかりTVで視聴できるチャンネル数は、プランによって異なります。
ちなみにどのプランを選んでも地デジ・BSデジタルは視聴可能です。
プラン | 視聴できるチャンネル |
---|---|
お値うちプラン | 【テレビ】 ベーシックチャンネル:40ch以上 基本サービス:26ch 【ビデオ】 ベーシック見放題:約34,000本 |
テレビおすすめプラン | 【テレビ】 ベーシックチャンネル:40ch以上 基本サービス:26ch 【ビデオ】 一部の無料作品のみ見放題 |
ビデオざんまいプラン | 【テレビ】 ベーシックチャンネル:無し 基本サービス:26ch 【ビデオ】 ベーシック見放題:約34,000本 |
基本放送プラン | 基本サービスのみ |
ひかりTVの注意点
ひかりTVには注意点が3つあります。
一つずつ見ていきましょう。
3年目以降料金が高くなる
基本放送プラン以外の「お値うちプラン」「テレビおすすめプラン」「ビデオざんまいプラン」の3つは、「2ねん割」という割引サービスの対象になっています。
2年間は月額料金が1,100円割引されますが、3年目からは割引が適用されなくなってしまうので月額料金が高くなってしまいます。
あくまでも安く利用できるのは2年間のみということは覚えておきましょう。
途中解約すると10,000円(不課税)の解約委客金が発生する
「お値打ちプラン」「テレビおすすめプラン」「ビデオざんまいプラン」で『2ねん割』を適用していた場合、2年間の最低利用期間が設定されるため、契約から2年以内に解約した場合は10,000円(不課税)の違約金がかかります。
ちなみに、この3つのプランから基本放送プランへ変更した場合も同様に解約金がかかりますので気を付けて下さい。
フレッツ光ライトプランでは契約ができない
フレッツ光には、あまりインターネットを利用しない人向けに、使った分だけ課金される従量課金制の「フレッツ光ライト」というプランがあります。
このフレッツ光ライトプランで契約した場合は、ひかりTVは利用できません。
フレッツテレビの特徴
フレッツテレビは、アンテナを設置せずに地デジやBSを楽しむことができるテレビサービスです。
基本料金が安く、地デジとBSさえ見られれば特に問題ないという方に向いていますが、専門チャンネルを視聴したいときは別途スカパー!を契約する事もできます。
ちなみにフレッツテレビは、各光コラボレーション事業者も名称を変えて提供しています。
フレッツテレビの月額料金
フレッツテレビの月額料金システムは非常にシンプル。
項目 | 月額料金 |
---|---|
フレッツ・テレビ伝送サービス利用料 | 495円 |
テレビ視聴サービス利用料 | 330円 |
合計 | 825円 |
この通り、ひかりTVよりだいぶ安いです。
フレッツテレビの初期費用
すでにフレッツ光を利用中の方やフレッツ光と同時に申し込む場合、下記の初期費用が掛かります。
項目 | 料金 |
---|---|
スカパーJSAT施設利用登録料 | 3,080円 |
フレッツ・テレビ伝送サービス工事費 | 3,300円 |
テレビ工事費 | 1台のみ:7,150円 4台まで:21,780円 |
フレッツテレビは月額料金は安いですが、初期費用が高いんです。
フレッツ光を利用していない方がインターネット契約と同時にフレッツテレビにも申し込む場合は、フレッツの光回線の工事費+フレッツテレビの初期費用が発生するので、結構なコストがかかってしまいます。
フレッツテレビで視聴できるチャンネル
フレッツテレビで視聴できるチャンネルは、地デジとBSの無料放送分のみとなります。
いわゆる、アンテナを建てて見られる一般的なテレビと同じです。
今はYouTubeやAmazon Prime ビデオなど、インターネット上で見放題の動画配信サービスも増えていますし、正直テレビは地デジとBSが見られれば十分という方が多いのではないでしょうか。
フレッツテレビの注意点
フレッツテレビには注意点が3つあります。
一つずつ見ていきましょう。
提供エリアが限られている
フレッツ・テレビは提供できるエリアが限られています。
『フレッツ光は対応しているのにフレッツテレビは使えない』というエリアは多々あるので、必ず申し込み前に確認をしましょう。
フレッツ光を解約するとフレッツテレビも解約になる
フレッツテレビはフレッツ光のインターネット回線を利用したテレビサービスのため、ネットの契約を解除してしまうとサービス自体提供できなくなってしまいます。
尚、光コラボレーションへ乗り換える場合は、テレビサービスもそのまま引き継ぎ可能です。
法人は原則契約不可
フレッツテレビの公式ホームページに、下記の記載がありました。
フレッツテレビのご利用は、原則として同一世帯での個人視聴目的に限ります。
フレッツ光|NTT東日本公式ホームページ
ですので、事務所や店舗などでは利用できないということになります。
まとめ
フレッツ光の2つのテレビオプション、「ひかりTV」と「フレッツテレビ」の概要と、それぞれの違いや利用時の注意点、どちらがおすすめかを解説しました。
今記事のまとめです。
ひかりTV | 地デジ・BSの他、多くの専門チャンネルやビデオが楽しめる。 初期費用は一切かかりませんが、月額料金は少し高め。 豊富なチャンネルを楽しみたい方向け。 |
---|---|
フレッツテレビ | アンテナ不要で、安価な月額料金で地デジやBSが楽しめる。 ただし導入に工事が必要なため初期費用は高め。 アンテナを設置せずに安価に地デジ・BSを視聴したい方向け。 |
フレッツ光のインターネット回線を導入すれば、アンテナ無しでテレビ番組が楽しめるようになります。
ただし、初期費用や月額料金、視聴できるチャンネル数にはそれぞれ大きな違いがあるので、ご自身に合ったサービスを選びましょう。
尚、これからフレッツ光の申し込みを考えている場合は、他の光回線に検討しなおした方が良いかもしれません。
フレッツ光はどちらかというと法人向けに力を入れていて、個人の方が契約してもほとんどメリットが無いためです。
逆にもっと月額料金が安くて、通信速度も安定していて、魅力的なキャンペーンを展開している光回線はたくさんあります。
下記ページで、今人気の光回線のおすすめ窓口をランキング形式で紹介していますので、よろしければぜひチェックしてみてください。
コメント
最大の差別 接続できるTV台数
ご指摘ありがとうございます!
おっしゃる通り、複数台のテレビを利用したい方にとっては、大きな差別ポイントになります。
・フレッツテレビ:共聴設備接続工事をすれば、テレビ何台でもOK
・ひかりTV:STB(セットトップボックス)を追加申し込みすることで2台まで同時視聴可能
3台以上で視聴したい場合は、フレッツテレビを選択してください。