- 時々ものすごくネットが遅くなる
- うちのネット回線は高い気がする
- CMで話題の回線に乗り換えたい
このように、様々な事情で今お使いのインターネット回線から乗りかえたいと考えている人は結構多いのではないでしょうか。
しかし、手順やキャンペーンなどの下調べをしないまま、ただ闇雲にインターネットを乗り換えてしまうと、思った以上に費用が掛かり失敗する可能性が高くなってしまいます。
一度契約したらある程度の期間は使うものなので、乗り換えは慎重にしたいところ。
そのためにはポイントを押さえて乗り換えをすることが大事です。
乗り換え時のポイントは、『還元キャンペーン』を活用することです
乗り換え時の費用を抑えることで、乗り換えのハードルを低くできます。
他にもインターネットを乗り換える時の費用を抑える方法は以下の通りです。
尚、乗り換え時に他社回線の違約金などを還元してくれる主な光回線は下記の5社です。
それぞれお得な申し込みキャンペーンを展開していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
この記事では、インターネットの乗り換えを検討中の方に、なるべく費用をかけずスムーズに乗り換えができる方法を解説します。
インターネット回線乗り換え時の費用負担を減らす方法
インターネット回線の乗り換え時にかかる費用負担を軽減する方法は5つあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.更新月にあわせて解約する
ほとんどのインターネット回線は、2~3年の自動更新契約を採用しています。
契約期間が終了すると翌月から新たな契約期間に自動的に移行する仕組みで、契約期間の合間に訪れる更新月以外に回線を解約すると違約金が発生してしまうんです。
ですので解約を検討する時は、まず今の回線の更新月がいつなのかを調べてみましょう。
もし更新月が直近に訪れるなら、そこにタイミングを合わせて解約するのがおすすめです。
尚、更新月の設定は回線ごとに異なり、だいたい1か月~3か月が目安となっています。
2.工事費の支払いが終わってから解約する
光回線の新規導入時に避けられないのが『開通工事』です。
開通工事にかかる費用は回線事業者によってさまざまで、基本的に『一括払い』か『分割払い』のどちらかで払うかたちになっています。
中には2~3年に分けて工事費と同額の割引が適用され、最終的に実質無料になるキャンペーンを展開している回線もあるのでぜひ活用しましょう。
ただし、工事費の支払いが完済する前にサービスを解約すると、割引もその時点で終了となり残債が一括で請求されてしまいます。
工事費の支払いがいつまでか確認しておきましょう
工事費残債に加えて違約金が合わさると、かなりの負担になってしまいますよね。
したがって、工事費を払い終わった後に解約するのがおすすめです。
3.フレッツ光なら光コラボレーションに乗り換える
現在フレッツ光を契約している方は、ソフトバンク光やドコモ光、ビッグローブ光などの『光コラボレーション』へなら解約違約金や工事費不要で乗り換えることが出来ます。
フレッツ光と光コラボレーションは同じ『NTTの光回線』を利用しているので、乗り換え後もそのまま流用できるためです。
デメリットの多いフレッツ光を利用する方は年々減少しており、値段の安い光コラボレーションサービスに順次乗り換えられています。
基本的に費用をかけずに乗り換えられるのでおすすめです。
4.光コラボレーションから光コラボレーションに乗り換える
現在、光コラボレーションサービスを契約している方は、開通工事不要で他社の光コラボレーションに乗り換えることが出来ます。
どの光コラボレーションサービスも同じ『NTTの光回線』を利用しているので、乗り換え後もそのまま流用できるためです。
転用との違いは、元の回線が『フレッツ光』ではなく『光コラボレーションサービス』であること。
そのため、更新月以外に乗り換えると解約違約金が発生する点には注意が必要です。
5.乗り換えキャンペーンを展開している回線に乗り換える
解約違約金や撤去費用をかけずに乗り換えられれば一番良いですが、タイミングや現在契約している回線によっては難しい場合もあります。
そんな時は各社がおこなっている『乗り換えキャンペーン』を活用しましょう。
内容は事業者によってまちまちですが、その中には『乗り換え元の回線を解約した時にかかる費用を負担してくれるキャンペーン』をおこなっている回線もあるんです。
特にソフトバンク光は「最大10万円まで」違約金を負担してくれるのでおすすめです
解約時に費用が発生してしまう事が分かったら、乗り換えキャンペーンを展開している光回線を選ぶのが『賢い選択』だと言えるでしょう。
インターネットの乗り換え時に掛かる費用はどんなものがある?
インターネットを乗り換える際にかかる費用は具体的にどんなものがあり、いくらくらいかかるのでしょうか?
【元の回線で掛かる費用】と【乗り換え先の回線で掛かる費用】をそれぞれ説明します。
元の回線で掛かる主な費用(解約する側)
乗り換える前、つまり現在利用中の回線を解約した際にかかる主な費用は以下3種類です。
1.解約違約金
更新月を除く契約期間中に解約をすると発生するのが解約違約金です。
回線によって額が異なるので、乗り換えを検討している方は事前に調べておきましょう。
回線 | 戸建ての違約金 | マンションの違約金 |
---|---|---|
ドコモ光 | 5,500円 | 4,180円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
auひかり | 4,730円 | 2,290円 |
NURO光 3年契約プラン | 3,850円 | 3,850円 |
NURO光 2年契約プラン | 3,740円 | 3,740円 |
So-net光 | なし | なし |
2.撤去費用
回線設備の撤去工事を行う際に発生するのが撤去費用です。
ほとんどの回線で撤去は任意となっていますが、賃貸などの規約で原状復帰が義務付けられている場合は必要になることもあります。
また、撤去際に料金が掛かる回線もあるので注意しましょう。
回線 | 撤去費用 |
---|---|
auひかり | 31,680円 ※戸建てのみ |
コミュファ光 | 13,200円 ※撤去工事の有無を選択可 |
尚、フレッツ光や光コラボレーションは、仮に撤去が必要になっても撤去費用は無料です。
3.工事費残債、端末料金残債
元の回線の工事費を分割払いにしていた場合、完済する前にサービスを解約すると工事費の残債が一括で請求されます。
また、契約しているネット回線が『ホームルーター』や『モバイルルーター』などで、端末代金を分割払いにしていた場合も、解約時に残債がある場合は基本的に一括請求となります。
これらの残債は、短期で解約するほど大きな金額が請求されるので注意が必要です。
乗り換え先の回線で掛かる主な費用(新規契約する側)
乗り換えた後、つまり新たに利用予定の回線契約時にかかる費用は以下2種類です。
1.契約事務手数料
ほとんどのインターネット回線は、契約時に事務手数料が掛かります。
回線 | 契約事務手数料 |
---|---|
ドコモ光 | 3,300円 |
ソフトバンク光 | 3,300円 |
auひかり | 3,300円 |
NURO光 | 3,300円 |
@nifty光 | 3,300円 |
2.開通工事費
光回線は、電柱を走る光ファイバーを宅内に引き込むことで高速通信を実現しているため、開通工事が必須です。
料金は事業者によって大きく異なりますが、表の通り現在多くの回線で工事費が無料になるキャンペーンを展開しています。
回線 | 戸建ての 開通工事費 | マンションの 開通工事費 |
---|---|---|
ドコモ光 | 22,000円 ※完全無料 | 22,000円 ※完全無料 |
ソフトバンク光 | 31,680円 ※乗り換え時のみ実質無料 | 31,680円 ※乗り換え時のみ実質無料 |
auひかり | 41,250円 ※実質無料 | 33,000円 ※実質無料 |
NURO光 | 44,000円 ※実質無料 | 44,000円 ※実質無料 |
ビッグローブ光 | 28,600円 ※実質無料 | 28,600円 ※実質無料 |
また、フレッツ光から光コラボレーションや、光コラボレーション同士の乗り換えなら、回線をそのまま流用できるので工事不要です。
乗り換えキャンペーンを展開している光回線
インターネット乗り換え時に掛かった費用を還元する『乗り換えキャンペーン』を展開している光回線を5社紹介します。
解約違約金や撤去費用が発生してしまう場合は、これらを活用しましょう!
auひかり『乗りかえスタートサポート』
auひかりには、他社回線を解約する際に発生する違約金や工事費の残債を還元し、乗り換えを後押ししてくれるキャンペーンが用意されています。
その名も『乗りかえスタートサポート』!
auひかりに乗り換える際に掛かる、他社インターネットサービスやモバイルデータ通信端末の解約違約金等を最大30,000円(※1)まで還元してくれます。
他社回線の解約違約金、工事費残債、回線撤去費用、他社モバイルデータ通信端末の割賦金残債、番号ポータビリティ手数料、NTT加入権電話のアナログ戻し費用などが還元対象です。
ホームタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
au PAY残高へのチャージ または郵便為替での還元 | 最大 10,000円 (※1) | 最大 10,000円 (※1) |
月額利用料への還元 | 最大 20,000円 | 最大 20,000円 |
上乗せ キャッシュバック | 20,000円 (※2) | 10,000円 (※2) |
合計 | 最大 50,000円 (※2) | 最大 40,000円 (※1) |
ただし、乗りかえスタートサポートは他社回線からの乗り換えが条件となっているため、以下のKDDI関連企業などが運営しているインターネット回線は対象外となってしまうことに注意しましょう。
- ※1 au PAY残高へのチャージは不課税。郵便為替・月額利用料への還元は税込
- ※2 au PAY残高へのチャージは不課税。郵便為替への還元は税込
ソフトバンク光『あんしん乗り換えキャンペーン』
あんしん乗り換えキャンペーンは『他社の解約金や回線撤去費を最大10万円まで還元します!』というキャンペーンです。
違約金や工事費の残債合わせても10万円以上になることはまず無いため、これならほとんどのケースで満額回収できるということになります。
ソフトバンク光への乗り換えを後押ししてくれる強力なキャンペーンです!
あんしん乗り換えキャンペーンでは、例えば以下の費用が還元対象になります。
- 光回線の解約違約金
- モバイルWi-Fiの解約違約金
- 回線工事費の分割残債(転用、事業者変更は対象外)
- 回線撤去費用
- 電話番号移行のためのアナログ戻し工事費用
手続きには他社サービス解約時に発生する違約金・撤去費用の金額が確認できる証明書が必要となるので大切に保管しておきましょう。
コミュファ光『乗りかえサポートキャンペーン3』
コミュファ光の『光乗りかえキャンペーン』は、他社の解約金や回線撤去費をPontaポイントまたは現金で全額還元してくれるキャンペーンです。
注目すべきなのが、【全額還元】という部分!
他社光回線の乗り換えキャンペーンでは還元金額の上限が決まっているものがほとんどですが、コミュファ光ではなんと上限がありません。
つまり、元の回線でいくら費用が発生しようとも必ず満額戻ってくるんです。
さらに、ご希望の方にはセットアップも無料で行ってくれます。
ただし、キャンペーンを適用するためには光電話やNetflixなどのオプションに加入する必要があるので、条件をしっかりチェックしておきましょう。
ドコモ光(GMOとくとくBB)『他社解約違約金還元』
ドコモ光のプロバイダ『GMOとくとくBB』は、独自の乗り換えキャンペーンを展開しています。
他社の違約金還元キャンペーンはかかった費用相当額までが多いですが、GMOとくとくBBのキャンペーンは15,000円のキャッシュバックを、通常キャッシュバックに増額して受け取れるのがポイントです。
少額でも違約金が発生する場合は活用しましょう。
eo光『他社違約金補填』
eo光が実施している『他社違約金補填』は、他社のサービスを解約するときに発生した費用を負担してくれるキャンペーンです。
ホームタイプで契約の場合は最大50,000円、マンションタイプで契約の場合は最大15,000円まで還元してくれます。
郵便為替や月額割引で還元するのではなく、現金で還元してくれるのも嬉しいポイントです!
インターネット回線の乗り換え手順
最後に、インターネット乗り換え時の手順について解説します。
自宅向けインターネット回線の乗り換えは、大まかに以下の3パターンに分けられます。
乗り換えパターン | 名称 |
---|---|
フレッツ光から光コラボレーションへの乗り換え | 転用 |
光コラボレーション同士の乗り換え | 事業者変更 |
上記以外 | 新規 |
自分がどのパターンに当てはまるかチェックして、該当するところをご覧ください。
フレッツ光から光コラボレーションへの乗り換え手順は3ステップ
フレッツ光から光コラボレーションへは『転用』という仕組みを利用することで、解約違約金不要・工事不要で乗り換え出来ます。
回線とプロバイダを別々に契約しなければならないフレッツ光はどうしても月額料金が高くなってしまうので、早めの乗り換えがおすすめです。
- ステップ1転用承諾番号取得して申し込み
お住まいのエリアのフレッツ光に問い合わせて、転用承諾番号を発行してもらいます。
- ステップ2希望の光コラボレーションに申し込む
申し込み時に『フレッツ光からの乗り換え』や『転用』と伝えてください。
- ステップ3光回線の切り替え・利用開始
フレッツ光から光コラボレーションへ切り替えを行います。
作業は申し込み先の事業者がおこない、原則工事なども不要です。
切り替えが終われば設定をして利用開始となります。
転用承諾番号の取得方法
転用承諾番号は、お住まいの地域のフレッツ光に問い合わせて発行してもらいます。
WEB | 電話 | |
---|---|---|
NTT東日本 | 公式ホームページ 受付時間:8:30~22:00 (年末年始を除く) | 0120-140-202 受付時間:9:00~17:00 (年末年始を除く) |
NTT西日本 | 公式ホームページ 受付時間:7:00~25:00 (年末年始を除く) | 0120-553-104 受付時間:9:00~17:00 (年末年始を除く) |
あらかじめ以下の情報を用意しておきましょう。
光コラボレーション同士の乗り換え手順は3ステップ
光コラボレーションから他社の光コラボレーションへは『事業者変更』という仕組みを利用することで、工事不要で乗り換え出来ます。
- ステップ1事業者変更承諾番号取得して申し込み
利用中の光コラボレーション事業者に問い合わせて、事業者変更承諾番号を取得します。
- ステップ2希望の光コラボレーションに申し込む
申し込み時に『◯◯光からの乗り換え』や『事業者変更』と伝えてください。
- ステップ3光回線の切り替え・利用開始
お使いの光コラボレーションから新しい光コラボレーションへ切り替えを行います。
作業は申し込み先の事業者がおこない、原則工事なども不要です。
切り替えが終われば設定をして利用開始となります。
事業者変更承諾番号の取得方法
事業者変更を利用する場合、申し込み前に「事業者変更承諾番号」を取得しておく必要があります。
この番号を乗り換え前の事業者と乗り換え後の事業者がシェアすることで、スムーズな乗り換えを可能にしているからです。
事業者変更承諾番号は、利用中の光コラボレーション事業者に申請して取得しましょう。
承諾番号の発行手数料は各事業者によって異なりますが、事務手数料程度の数千円で済むケースがほとんどです。
フレッツ光・光コラボレーション以外からの乗り換え、または光コラボレーション以外への乗り換え手順は4ステップ
フレッツ光・光コラボレーション以外からの乗り換え、または光コラボレーション以外への乗り換えの場合は、回線が異なるため転用や事業者変更は利用できません。
開通工事が必要となります。
- ステップ1希望の光回線に申し込む
自分にぴったりの回線を見つけて申し込みましょう。
- ステップ2工事日の調整
新規申し込みでは原則立ち会い工事が必須のため、申し込み先の事業者と工事日程を調整します。
- ステップ3開通工事・利用開始
工事日当日に業者が伺い、光ケーブルの引き込みや機器の接続などをおこないます。回線によっては2回に分けて工事が行われることもあります。
工事が終われば設定をして利用開始となります。 - ステップ4元回線の解約・撤去(必要な場合のみ)
元の回線と乗り換え先の回線が異なるため、光ケーブルの撤去をする必要が出てくるかもしれません。
尚、元回線の解約は新しい回線の開通後にしましょう。
インターネットの不通期間が無くなりますし、先に解約すると『乗り換えキャンペーン』が適用できなくなってしまうためです。
【まとめ】インターネットは費用を抑えて賢く乗り換えよう!
この記事では、インターネット回線乗り換え時の費用を抑える方法や、スムーズに乗り換える手順などを紹介しました。
最後にもう一度おさらいしておきましょう。
元の回線を解約する際に違約金や撤去費用が発生してしまう場合は、そういった費用を補填する『乗り換えキャンペーン』を展開している回線を検討しましょう。
そうすることで、費用負担を最小限に抑えて手軽にインターネット回線を乗り換えることができるはずです!
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