NTTフレッツ光を契約予定でしたら、今使っている固定電話もひかり電話への切り替えをお勧めします。
元々アナログ電話もNTTのサービスですが、ひかり電話に変えるだけで基本料金が大幅にお得になるからです!
この記事では、NTTフレッツ光のひかり電話とは一体どういうものなのか、またどれだけ安くなるのかなどを紹介していきます。
尚、個人でフレッツ光回線を使いたい方には、『光コラボレーション・サービス』をおすすめいたします。
フレッツ光回線の品質・速度はそのままで、個人向けの魅力的なキャンペーンやサービスをたくさん受けられるからです。
下記記事で、おすすめの光コラボレーションサービスとお得なキャンペーン窓口を紹介していますので、興味がありましたらぜひ確認してみてください。
NTTフレッツ光の『ひかり電話』とは
ひかり電話を一言でいうと『光回線を利用したIP電話サービス』です。
フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供している光回線サービスですが、ひかり電話はそのインターネット接続用の光ファイバーを利用して電話を送受信します。
一般的な加入権電話に比べ基本料金が大幅に安くなるのが特徴で、電話番号や電話機はそのまま使えるため、光回線と併せて乗り換える人が増えているんです。
では、ひかり電話と加入権電話の具体的な違いを見ていきましょう。
ひかり電話はIP電話サービス
ひかり電話はIP電話の一種です。
『IP』はインターネットプロトコルの略。
つまり、インターネットを利用した電話サービスのことです。
従来のNTT加入権電話は、電話線を通し基地局を経由して相手に音声を届けています。
一方、IP電話はメールなどと同じように音声を一度デジタルデータに変換して、相手の元に届けて復元することで通話を可能にしているんです。
IP電話には、NTTの『ひかり電話』をはじめとする『0AB-J型』と『050型』という電話番号が割り当てられるタイプと、『LINE』や『スカイプ』など電話番号が割り当てられないタイプ(電話番号不要型)の2種類あります。
ひかり電話が含まれる0AB-J型は、一般の加入電話と同じように市外局番からの番号が割り当てられるのが特徴です。
ひかり電話とアナログ電話との違い
では、今でも一般的に使われているアナログの加入権電話とひかり電話は、何が違うというのでしょうか?
アナログ電話は、電話をかけるとダイヤルにより電話交換機に相手の電話番号が伝わり、各地の基地局を経由して通話ができるという仕組みです。
そのため電話相手が遠ければ遠いほど通話の品質が下がります。
しかも、遠くの相手と通話するほど電話料金が高くなるというシステムなんです。
一方IP電話は、音声を一旦デジタルに変換してからインターネット回線で相手の元まで届けるため音声品質が下がらず、また全国一律の料金設定となっています。
ひかり電話のメリット
ひかり電話のメリットは3つあります。
1つずつ見ていきましょう。
1.アナログ電話と同じ電話番号や電話機が使える
加入権電話からひかり電話に切り替えても、今まで使っていた電話機はそのまま利用し続けることができます。
ひかり電話だからと言って何か特殊な電話操作が必要ということも無いため、家族の方も違和感を感じること無く利用できでしょう。
また、NTTの加入権電話で使っていた電話番号もなら、そのまま引き継ぐことが可能です。
2.加入電話に比べて基本料金が大幅に安くなる
アナログ電話からひかり電話に切り替えると、基本料金が大幅に安くなります。
ひかり電話とアナログ電話の基本料金を表にしました。
ひかり電話 基本プラン | 550円 |
---|---|
アナログ加入電話 | 1,595円~ |
ご覧の通り、ひかり電話の料金は半額以下です。
3.オプションが豊
ひかり電話には便利なオプションが多数用意されています。
オプション | 内容 | 個別料金 |
---|---|---|
ナンバーディスプレイ | かけてきた相手の電話番号がわかる | 440円 |
ボイスワープ | かかってきた相手を外出先の電話で受けられる | 550円 |
迷惑電話おことわりサービス | 迷惑電話をシャットアウトできる | 220円 |
キャッチホン | 通話中にかかってきた電話も受けられる | 330円 |
着信お知らせメール | 不在時の電話の着信がメールでわかる | 110円 |
ナンバーリクエスト | 番号非通知の電話をシャットアウトできる | 220円 |
合計 | 1,870円 |
迷惑電話や振り込め詐欺などに悩まされている方は、こういったオプションを活用すると良いでしょう!
尚、使いたいオプションがある場合は『ひかり電話A(エース)』がおススメです。
月額料金 | 月額料金に含まれる 通話料金 | 超過後の通話料 | 付加サービス | |
---|---|---|---|---|
基本プラン | 550円 | - | - | - |
ひかり電話A (エース) | 1,650円 | 528円分 ※最大3時間相当 ※1か月繰越可 | 8.8円 /3分 | オプション6つ |
ひかり電話A(エース)には、先ほど紹介した6つのオプション全てと無料通話分が付いて1,650円と非常にお得な料金設定になっています。
ひかり電話のデメリット
続いてひかり電話のデメリットも確認しておきましょう。
私が思いついたデメリットは2つです。
1.停電時に電話が使えなくなる
アナログ電話は電気を必要としないので、停電しても電話をかけることができます。
一方、インターネット接続には電気が必要ですので、ひかり電話は停電すると使えなくなってしまうんです。
ただ、災害時には通常のアナログ電話も通じなくなることも多く、いざとなったらスマホを使えば良いので、これはそんなに問題にはならないと思います。
2.電話をかけられない番号がある
ひかり電話には、かけられない番号が存在します。
リストにまとめました。
電話番号 | サービス名 |
---|---|
0170 | 伝言ダイヤル |
0180 | テレゴング/データドーム |
0910 | 公専接続 |
114 | お話中調べ |
136 | ナンバー・アナウンス/ナンバーお知らせ136 |
141 | でんわばん/二重番号サービス |
145 | キャッチホンⅡ |
146 | キャッチホンⅡ |
151 | メンバーズネット |
151 | メンバーズネット |
159 | 空いたらお知らせ159 |
161 | ファクシミリ通信網 |
162 | ファクシミリ通信網 |
165 | メール送受信 |
00XY | 電気通信事業者を指定した発信(「00XY」を付与した番号) |
と並べてみましたが、正直あんまりピンと来ない人の方が多いのではないでしょうか。
正直、これらの番号ならかけられなくても問題無さそうです。
NTTフレッツ光のひかり電話にはオフィスタイプもある
ひかり電話には事業者向けの『オフィスタイプ』もあります。
家庭向けのひかり電話と同様に、通信コストの削減と通信システムの効率化が期待でき、事業活動に役立つオプションも豊富です。
ここでは、ひかり電話オフィスタイプの料金とオプションについてご説明します。
オフィスタイプの基本料金
ひかり電話オフィスタイプの基本料金は、光回線の月額利用料に加えて1,430円です。
3チャネル1番号、つまり1つの電話番号で3人まで同時通話が出来ます。
ここが家庭の電話と違うところです。
オフィスタイプの通話料・通信料
ひかり電話オフィスタイプの通話料金は、家庭電話と同様全国一律3分8.8円です。
電話使用が多い業種では、加入電話を使い続ける場合に比べてかなりのコストダウンになるでしょう。
尚、携帯電話やテレビ電話に掛ける際は料金が異なります。
区分 | 通話料・通信料 |
---|---|
加入電話、INSネット、ひかり電話、 および法人向けひかり電話への通話 | ・8.8円/3分 |
他社加入電話への通話 | ・8.8円/3分 |
携帯電話への通話 | ・グループ 1-A 17.6円/60秒 ・グループ 1-B 19.25円/60秒 ・グループ 1-D 11.88円/3分 |
050IP電話への通話 | ・グループ 2-B 11.55円/3分 ・グループ 2-C 11.88円/3分 |
PHSへの通話 | ・区域内 11円/60秒 ・~160km 11円/45秒 ・160km超 11円/36秒 上記の通信料金のほか 通信1回ごとに11円 |
020で始まる番号への通信 | ・16.5円/45秒 上記の通信料金のほか 通信1回ごとに44円 |
データコネクト | ・利用帯域:64Kbpsまで 1.1円/30秒 ・利用帯域:64Kbps超~512Kbpsまで 1.65円/30秒 ・利用帯域:512Kbps超~1Mbpsまで 2.2円/30秒 |
テレビ電話 | ・利用帯域2.6Mbpsまで 16.5円/3分 |
その他 (音声・データコネクト・ テレビ電話を複数同時利用した場合など) | ・110円/3分 |
オフィスタイプのオプションサービス
ひかり電話オフィスタイプには、仕事に役立つオプションが豊富に用意されています。
例えば、事務所間の音声通話料金が定額になる『グループ通話定額』や最大8チャンネルの同時通話が出来る『複数チャネル』、さらに最大32番号まで利用できる『追加番号』などです。
サービス名 | 月額利用料 | サービス概要 |
---|---|---|
グループ通話定額 | 440円 /チャネル | 事業所間の音声通話料が定額になる |
複数チャネル | 440円 /チャネル | 同時に最大8回線分までの通話ができる |
追加番号 | 110円 /番号 | 最大32番号まで利用できる |
ナンバー・ディスプレイ | 1,320円 | かけてきた相手の電話番号がわかる |
ナンバー・リクエスト | 660円 | 番号非通知の相手に自動音声で対応 |
ボイスワープ | 550円 /番号 | かかってきた電話を簡単転送 |
迷惑電話おことわりサービス | 220円 /利用回線or番号 | 迷惑電話をシャットアウト |
着信お知らせメール | 110円 /番号 | 電話の着信をメールでお知らせ |
FAXお知らせメール | 110円 /番号 | 外出先でFAXが確認できる |
コールセレクト | 【発着信制御利用料】 550円 /制御する番号 (自番号) 【許可番号リスト利用料】 110円 /1ブロックプラン (最大20件) 550円 /5ブロックプラン (最大100件) 1,650円 /25ブロックプラン (最大500件) 2,200円 /50ブロックプラン (最大1,000件) 11,000円 /600ブロックプラン (最大12,000件) | 特定の電話番号、メディア種別(音声/映像/データ)の通信を許可できる |
フリーアクセス・ひかりワイド (基本機能) | 1,100円 /フリーアクセス番号 | 「0120」「0800」で始まる番号への通話料金を着信側で負担できる |
特定番号通知機能 | 110円 /1番号ごと | 電話をかける際に、相手に「0120」「0800」「0570」で始まる番号を通知できる |
ひかり電話 ♯ダイヤル | 【全国利用型】 16,500円 /#ダイヤル番号 【ブロック内利用型】 11,000円 /#ダイヤル番号 | 「#」と4桁の数字からなる番号をダイヤルするだけで着信できる |
さすがに法人営業に力を入れているNTTフレッツ光、充実のオプションラインナップです!
ひかり電話・光電話・光でんわは同じもの?
フレッツ光以外にも光回線事業者はたくさんあり、そのほとんどは同様に固定電話サービスを販売しています。
そういったサービスをよくよくチェックしていると、『ひかり電話』や『光電話』など、ひらがなだったり漢字だったり表記が微妙に違う場合があるんです。
平仮名で『ひかり』、漢字で『電話』と表記している場合は、たいていNTTのひかり電話システムをそのまま提供していると考えてよいでしょう。
そのほとんどは『光コラボレーションモデル』の事業者で、もともとインターネットもNTTフレッツ光の回線を利用して提供しています。
しかし、中には独自の電話サービスを行っている事業者もいます。
代表的なのはソフトバンク光です。
ソフトバンク光も光コラボレーションモデルなのですが、NTTのひかり電話サービスは『光電話(N)』という名称で提供し、それとは別に『ホワイト光電話』と『BBフォン』という独自の光電話サービスを提供しています。
ホワイト光電話とBBフォンもIP電話ですが、フレッツ光のひかり電話とはまったく別のサービスなんです。
そのため、番号の移行などができない場合があるのでご注意ください。
まとめ
フレッツ光のひかり電話について解説いたしました。
今記事のまとめです。
この通り、デメリットに比べてメリットが非常に大きいので、NTTフレッツ光を契約予定でしたらひかり電話への切り替えを検討しましょう。
尚、個人でフレッツ光回線を使いたい方には、『光コラボレーション・サービス』をおすすめいたします。
フレッツ光の回線品質や速度はそのままで、お得なキャンペーンやサービスが利用できるからです。
下記記事で、おすすめの光コラボレーションサービスとお得なキャンペーン窓口を紹介していますので、興味がありましたらぜひ確認してみてください。
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