関西地方にお住まいの方が光回線を選ぶ際、よく選択肢に入ってくるのが地域限定の光回線『eo光(イオ光)』と、日本全国どこでも申し込み可能な『ドコモ光』です。
うーん、どっちの光回線を選ぶのが良いんだろう?
ということで今回は、関西エリアにお住まいで『eo光』と『ドコモ光』のどちらにしようか迷っている方のために、2つの光回線をさまざまな角度から比較しておすすめを導き出しました。
結論はこちら!
セット割の割引額は大きいので、少しの月額料金の差なら気にせずに割引が組める回線を選んだ方が結局トータルの通信費が安く抑えられるんです。
ちなみに、上記のスマホに当てはまらない方は、月額料金と速度で優れているeo光 がおすすめです。
それでは詳しく確認していきましょう。
eo光とドコモ光 比較表
eo光とドコモ光の違いがわかりやすいように、比較表にまとめました。
まずはこの表で両者の差を認識しましょう。
eo光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
提供会社 | 株式会社オプテージ | 株式会社NTTドコモ |
回線網 | 独自回線 | フレッツ光回線 |
エリア | 関西地方のみ | 全国 |
ホームの 月額料金 | 1年目:3,248円 2年目以降:5,448円 | 5,720円 |
マンションの 月額料金 | 1~2年目:3,326円 3年目以降:3,876円 ※VDSL方式の場合 | 4,400円 ※1ギガ タイプAの場合 |
工事費 | 実質無料 | 完全無料 |
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
平均実測値 (ダウンロード) | 454.09Mbps | 256.17Mbps |
スマホセット割 | 有り(au、mineo) | 有り(ドコモ) |
おすすめ窓口 | 公式窓口 | プロバイダ窓口 |
※平均実測値は、『みんなのネット回線速度』で2021年9月22日から直近3か月以内に計測されたデータから算出されたものです。
eo光は、関西電力系列のオプテージという会社が関西エリア限定で提供している光回線です。
オプテージは格安SIMサービスの『mineo(マイネオ)』の提供会社としても有名で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
対してドコモ光は、誰もが知っている携帯事業者の『NTTドコモ』運営している光回線です。
NTTのフレッツ回線を借り、提携プロバイダのサービスとセットにして販売する光コラボレーションというモデルで、日本全国にインターネットサービスを供給しています。
eo光とドコモ光の料金比較
まずは、eo光とドコモ光の料金について比較していきましょう。
申し込み時に必要な「初期費用」と、毎月支払う「月額料金」に分けて紹介いたします。
初期費用比較
eo光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
開通工事費 | 実質無料! | 完全無料! |
契約事務手数料は一番最初に必ず発生する費用で、他社のインターネット回線でも同額が多いです。
開通工事費は、光ファイバーを宅内に引き込むための作業費のこと。
光回線は光ファイバー網を宅内まで引き込むことで高速通信を実現しているため、最初に開通工事を行う必要があります。
eo光とドコモ光の開通工事費は下表の通りで、決して安くありません。
eo光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
ホームタイプ | 29,700円 | 22,000円 |
マンションタイプ | 29,700円 | 22,000円 |
ただし、eo光とドコモ光は、どちらもキャンペーンによって工事費が無料になるんです!
ちなみに、eo光は月額料金から工事費相当額を割り引いていく「実質無料」方式。
ドコモ光は工事費自体が最初から0円になる「完全無料」方式を採用しています。
最終的に無料になる点は一緒ですが、eo光の実質無料方式の場合、途中解約してしまうとその時点で割引は終了となり、残った工事費は自己負担となってしまう点に注意が必要です。
つまり、初期費用ではドコモ光のほうが有利だと言えます。
月額料金比較
eo光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
ホームタイプ | 1年目:3,248円 2年目以降:5,448円 | 5,720円 |
マンションタイプ | 1~2年目:3,326円 3年目以降:3,876円 ※VDSL方式の場合 | 4,400円 ※1ギガ タイプAの場合 |
月額料金に関しては、正直eo光のほうが安いです。
特にホームでは1年目、マンションタイプでは1~2年目に月額料金割引キャンペーンを行っているため、かなり安い料金でインターネットが利用できます。
一方、ドコモ光は特に月額料金割引などは行っていません。
eo光とドコモ光の速度比較
次に、eo光とドコモ光の「速度」について比較してみましょう。
eo光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
最大通信速度 | ホーム:1Gbps マンション:100Mbps~1Gbps | ホーム:1Gbps マンション:100Mbps~1Gbps |
平均実測値 (ダウンロード) | 454.09Mbps | 256.17Mbps |
IPv6対応状況 | 標準装備 | プロバイダによっては 標準装備 |
※平均実測値は、『みんなのネット回線速度』で2021年9月22日から直近3か月以内に計測されたデータから算出されたものです。
eo光もドコモ光も公表している最大通信速度は変わらず、両者とも回線混雑を避けて高速にインターネットを利用できる『IPv6接続』という仕組みを導入している点も同じ。
ただし、実測値ではeo光の方が抜きんでていました。
これはドコモ光の方が知名度が高く、また全国エリア対応のため利用者数が多く、eo光はどちらかというとマイナーでエリアも限られているため利用者数が少ない事が関係しているのかもしれません。
とはいえ、ドコモ光の速度でも実生活においては十分快適です。
どちらのインターネット回線を選んでも、速度で困ることは無いでしょう。
eo光とドコモ光のセット割比較
最後に、 eo光とドコモ光の「セット割」について比較してみましょう。
光回線の中には、自分や家族が契約しているスマホとセットにすることで、割引が受けられるものがあるんです。
eo光とセット割が 組めるスマホ | ドコモ光とセット割が 組めるスマホ |
---|---|
・au ・mineo | ・ドコモ |
eo光は、auスマホとのセット割サービス「auスマートバリュー」が適用できます。
割引額はスマホ1台につき最大1,100円で、対象は家族の端末も含めて最大10台まで。
ただし、適用条件として「光電話」の加入が必須です。
一方ドコモ光では、ドコモスマホとの「ドコモ光 セット割」が適用できます。
割引額はスマホ1台につき最大1,100円で、なんと対象は家族の端末も含めて最大20台まで。
また、ドコモ光 セット割は光電話などの適用条件はありません。
お気づきの通り、セット割の割引額は月額料金の差より大きいため、自分や家族が使っているスマホブランドに併せて光回線を選んだ方がお得になるんです!
eo光は格安スマホのmineoともセット割が組める
eo光は2021年9月15日から、格安スマホの「mineo(マイネオ)」とセット割が組める「eo × mineoセット割キャンペーン」を開始しました。
キャンペーンが適用されると、eo光の月額料金から12か月間330円の割引が受けられます。
光回線とのセット割が組める格安SIMサービスは少なく、もちろんドコモのahamoも対象外。
スマホの月額料金を安くしたい方は、eo光と併せてmineoに乗り換えるのもありかもしれません。
まとめ
関西エリアにお住まいで『eo光』と『ドコモ光』のどちらにしようか迷っている方のために、2つの光回線をさまざまな角度から比較しておすすめを導き出しました。
結論はこちら!
セット割の割引額は月額料金の差より大きいため、自分や家族が使っているスマホブランドに併せて光回線を選んだ方がお得になるんです!
ちなみに、上記のスマホに当てはまらない方は、月額料金と速度で優れているeo光 がおすすめです。
関西エリアに住んでいる・住む予定の方は、自分や家族のスマホブランドと照らし合わせて、インターネット回線を選びましょう。
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