フレッツ光の設定は意外と簡単!?準備するものや方法などわかりやすく解説

フレッツ光の設定は意外と簡単!?準備するものや方法などわかりやすく解説
フレッツ光の設定は意外と簡単!?準備するものや方法などわかりやすく解説

フレッツ光の申し込みをして、無事に開通工事も完了。

快適なネットライフの始まりだ!

・・・と思っても、まだインターネットは使えません。


インターネットの工事業者が施工するのは光回線の引き込みと機器の設置までで、パソコンやスマホなどの接続や設定は行ってくれないんです。

そのため、フレッツ光に接続する最初の設定は自身で行うことになります。

と言っても、プロバイダから届くIDやパスワード、無線ルーターやLANケーブルを用意し、説明書通りに進めるだけで意外と簡単にできてしまうものなので、不安に思うことはありません。

フレッツ光の設定に必要なもの
  • プロバイダから届くIDとパスワード
  • ONU(回線終端装置)とLANケーブル
  • 無線LANルーター(Wi-Fiを使う場合)

それに、もしもの時は設定サポートに依頼することも可能です。

今回は、フレッツ光の開通直後にご自身で行うことになる設定について、準備するものや具体的な手順などを詳しく解説していきます。

もし設定でお困りであれば是非参考にしてみて下さい。

尚、現在フレッツ光を利用している方、もしくはこれからフレッツ光の契約を検討している場合は、他の光回線への切り替えを強くおすすめめいたします。

なぜなら、現在フレッツ光はどちらかというと法人向けに力を入れていて、個人の方が加入してもほとんどメリットが無くなってしまっているからです。

もっと月額料金が安かったり、魅力的なキャンペーンを展開していたり、速度が安定している光回線はたくさんあります。

こちらの記事で各種人気のインターネット回線の『契約して損は無いおすすめの契約窓口』をランキング形式で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

フレッツ光の設定をするとき必要なもの

ホームの工事
引用:NTT東日本公式ホームページ

フレッツ光の開通工事の際、NTTの工事業者は光回線の引き込みと機器の設置までを担当します。

そのため、『設定』に関する部分は全て契約者自身で行わなければなりません。

では、フレッツ光の設定をするためには何を準備する必要があるのでしょうか?

  • プロバイダから発行されたID・パスワード
  • ONU(回線終端装置)とLANケーブル
  • 無線LANルーター(Wi-Fiを使う場合)

プロバイダから発行されたID・パスワード

フレッツ光の設定をする際、最も大事なものと言っていいのが、プロバイダから発行されるID(ユーザー名)とパスワードです。

そもそもフレッツ光は、NTTとは別にプロバイダ事業者とも契約をしないとインターネットが使えないので、まだ契約していない方はすぐ申し込みをして下さい。

IDとパスワードは、プロバイダ契約後に送付されてくる会員証や契約内容書類に記載されています。

ONU(回線終端装置)とLANケーブル

ONU(回線終端装置)
光回線のONU

ONU(回線終端装置)は、光回線を通って情報をやりとりする光信号と、パソコンやスマホなどが認識できるデジタル信号を相互に変換する機器です。

この機器がないと光回線を使用してインターネットに接続する事ができません。

通常は工事業者が設置してくれますが、無派遣工事などになった場合は、NTTからこの機器が送られてくるのでご自身で設置をしておきましょう。

また、機器同士を繋ぐLANケーブルも必要です。

LANケーブルは、ONUや無線LANルーター、ホームゲートウェイなどの機器同士を接続したり、パソコン等に有線接続するときに使います。

NTTからホームゲートウェイをレンタルしている場合は、ホームゲートウェイに接続する分のLANケーブルはNTTから貸し出されますが、市販の無線LANルーターを使う際や、パソコンを有線接続をしたい場合は家電量販店などで購入しておきましょう。

尚、LANケーブルには『カテゴリー』という規格があります。

光回線に使用するLANケーブルはCAT5e以降のカテゴリーでなければ速度を活かせないので、よく分からない方は店員さんに確認しながら選んでください。

LANケーブルの種類
カテゴリー最大速度伝送帯域
CAT5100Mbps100MHz
CAT5E1Gbps100MHz
CAT61Gbps250MHz
CAT6A10Gbps500MHz
CAT710Gbps600MHz
CAT7A10Gbps1000MHz
CAT840Gbps2000MHz

無線LANルーター(Wi-Fiを使う場合)

ノートパソコンを無線で使いたい人、スマホやタブレットをWi-Fiに接続したい人は、市販の無線LANルーターを購入するか、NTTからホームゲートウェイをレンタルしてください。

無線ルーターを購入するときは、次の点を意識して選びましょう。

  • 速度が1Gbpsに対応している
  • ビームフォーミングに対応している
  • IPv6接続に対応している
  • Wi-Fi5かWi-Fi6に対応している

BAFFALOやNEC等、有名メーカーのものを選ぶのがおすすめです。

数千円から手に入ります。

Wi-Fi規格表
世代通信規格最大通信速度周波数
第1世代IEEE 802.11a
(11a)
54Mbps5GHz帯
第2世代IEEE 802.11b
(11b)
11Mbps2.4GHz帯
第3世代IEEE 802.11g
(11g)
54Mbps2.4GHz帯
第4世代
(Wi-Fi4)
IEEE 802.11n
(11n)
600Mbps2.4GHz帯
5GHz帯
第5世代
(Wi-Fi5)
IEEE 802.11ac
(11ac)
6.9Gbps5GHz帯
第6世代
(Wi-Fi6)
IEEE 802.11ax
(11ax)
9.6Gbps2.4GHz帯
5GHz帯
第6世代の拡張版
(Wi-Fi6E)
IEEE 802.11ax
(11ax)
9.6Gbps6GHz帯

フレッツ光の設定方法:パソコン編

準備が整ったところで、実際に設定をしていきましょう。

パソコンを使ってフレッツ光の初期設定をするときは、WindowsとMacのどちらを使っているかで方法が異なります。

Windowsの場合

フレッツ光の公式サイトから『セットアップツール』をダウンロードして、指示に従って設定していけば簡単です。

ここでは、万が一ダウンロードできなかった時のために、セットアップツールを使わずにインターネット設定をする流れを紹介します。

  1. 【有線】パソコンとホームゲートウェイをLANケーブルで接続
    【無線】検索ボタンを押し『Wi-Fi』と入力。表示された『Wi-Fi設定』をクリックし、『利用できるネットワークを表示』を選択。ホームゲートウェイ側面のラベルに記載されているSSIDを選択、暗号化キーを入力して接続
  2. Microsoft edge(ブラウザ)を起動し、アドレスバーに『192.168.1.1』と入力してエンターを押す
  3. パスワードを設定しメモしておく
  4. ユーザー名に『user』、パスワードに先ほど設定したパスワードを入力してログイン
  5. 接続先の設定項目に、プロバイダー書類に記載されているユーザー名とパスワードを入力、設定をクリック
  6. ホームゲートウェイの再起動が始まるのでしばらく待つ
  7. 再表示をクリックすれば接続完了。ホームゲートウェイのPPPランプが緑色に点灯していれば正常

Macの場合

macOSのインターネット接続設定の流れは下記のとおりです。

  1. アップルメニューからシステム環境設定を選択
  2. ネットワークをクリック
  3. 左下の+ボタンをクリック
  4. インターフェイスのプルダウンメニューからPPPoEを選択
  5. EthernetのプルダウンメニューでEthernetを選択
  6. サービス名の項目にプロバイダの名称などわかりやすい名前を入力して、作成をクリック
  7. アカウント名とパスワードの項目にプロバイダから発行されたIDとパスワードを入力し、適用をクリック

フレッツ光の設定方法:スマホ編

次に、パソコンを持っていない方向けに、スマホを使ってフレッツ光の設定をする方法を説明します。

スマホを使ってフレッツ光の初期設定をするには、無線LANルーターかホームゲートウェイを利用する必要がありますが、手順はほとんど同じです。

  1. LANケーブルを使いONUに無線LANルーターをつなぐ
  2. スマホをWi-Fiに接続する
  3. ブラウザを開きルーターの設定ツールを起動させ、プロバイダのIDとパスワードを入力する

無線LANルーターの設定ツールの開き方は説明書に記載されているはずですので、確認してみてください。

フレッツ光の設定がうまくできないときは?

もし、フレッツ光の設定がうまくできない場合は、遠慮せずにサポートに助けてもらうのが一番です。

  • NTTに問い合わせる
  • リモートサポートを利用する
  • 訪問サポートを利用する

NTTに問い合わせる

設定方法がどうしてもわからなければ、まずはNTTの電話窓口に相談しちゃいましょう。

フレッツサービスに関する問い合わせ先
電話番号
(東西共通)
0120-116-116
※携帯電話・PHSからもかけられます
受付時間9:00~17:00
土日・祝日も営業 ※年末年始を除く

リモートサポートを利用する

リモートサポートのイメージ
引用:NTT東日本公式ホームページ

リモートサポートを使えば、電話しながらオペレーターがあなたのパソコンを遠隔操作して設定方法を教えてくれます。

ただし、月額550円かかりますので注意して下さい。

訪問サポートを利用する

訪問サポートサービスの利用イメージ
引用:NTT東日本公式ホームページ

それでもダメなら、最終手段としてスタッフに自宅に来てもらいましょう。

もちろん有料サービスです。

【例】無線の設定をしてほしい
基本作業費4,950円
状況診断費1,650円
インターネット接続設定
ルーター経由接続
3,300円
合計9,900円

訪問サポートは、さすがに結構高くつきます。

設定内容によって料金は細かく分かれているので、利用する前に確認しましょう。

まとめ

フレッツ光でインターネットを利用する前の最後の関門『設定』について、準備するものや具体的な手順など解説しました。

今記事のまとめです。

フレッツ光を使うためには、工事が終わったら必ず設定をしないといけません。

一見難しそうなイメージですが、意外と簡単にできてしまうことがおわかり頂けたのではないでしょうか。

フレッツ光の設定に必要なもの
  • プロバイダから届くIDとパスワード
  • ONU(回線終端装置)とLANケーブル
  • 無線LANルーター(Wi-Fiを使う場合)

WindowsとMacでは設定方法が違うのでご注意ください。

どうしてもできない時は、リモートサポートや訪問サポートを活用しましょう。

尚、これからフレッツ光の申し込みを考えている場合は、他の光回線に検討しなおした方が良いかもしれません。

フレッツ光はどちらかというと法人向けに力を入れていて、個人の方が契約してもほとんどメリットが無いためです。

逆にもっと月額料金が安くて、通信速度も安定していて、魅力的なキャンペーンを展開している光回線はたくさんあります。

下記ページで、今人気の光回線のおすすめ窓口をランキング形式で紹介していますので、よろしければぜひチェックしてみてください。

フレッツ光
この記事を書いた人
海野(うんの)

Googleマップのローカルガイド活動にはまっています。
もちろんレベル10!
インターネット回線は、光回線とホームルーター、格安SIMあたりが得意です。
自宅のインターネット回線はNURO光、スマホは楽天モバイル。

>海野(うんの)の執筆した記事はこちら

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この記事を監修した人
【虎の巻】監修:豊田 桂一
インターネット契約 虎の巻:監修者
監修者:豊田 桂一

通信業界に25年携わるプロフェッショナル。NNコミュニケーションズにてチームを統括し、常に最前線で案内。後進の育成にも積極的に取り組む。豊富な知識と経験に裏打ちされた質の高いサービスにより、顧客からは抜群の信頼を得ている。ネット回線の専門的な知識を活かし、監修者を担当。訴求先は、ユーザーの悩みを解決する最適な窓口をご案内しています。→監修者の詳細はこちら

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