現在、家庭向けとして利用できるインターネット回線は主に4種類あります。
宅内まで有線を引き込むことで安定した通信を可能にする『光回線』と『CATV(ケーブルテレビ)』。
そして、モバイル回線を利用するので工事無しで気軽に導入できる『ホームルーター』と『モバイルWi-Fi』です。
今記事では、それぞれの回線にどんな特徴があり、どんな方に向いているのかをまとめました。
結論からお伝えすると、基本的には通信が安定していて速度が速い光回線が一番おすすめです。
光回線がエリア外で導入できなかったり、何らかの事情で工事が出来ない、したくない、もしくはすぐにインターネット回線を導入しなければならない場合にホームルーターなどを検討すると良いでしょう。
おうちのインターネット回線選びで悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
尚、光回線の申し込み窓口に迷っているなら下記の記事がおすすめです。
興味のある方はぜひご覧になってみてください。
インターネット回線の比較表
家庭向けとして利用できる4種類のインターネット回線を比較表にまとめました。
開通工事 | 平均下り速度 | 料金の目安 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
光回線 | 必要 | 323.0Mbps | ≪戸建て≫ 5000~6,000円 ≪マンション≫ 4,000~5,000円 | ・通信が安定しやすい ・速度が出やすい ・反応速度も速いのでオンラインゲームなどに向く |
CATV | 必要 | 155.3Mbps | 6,000円程度 | ・テレビサービスとのセットが基本 ・料金は少し高め ・光回線より速度は劣る |
ホームルーター | なし | 155.5Mbps | 4,000~6,000円 | ・工事不要で気軽に導入できる ・光回線に比べると通信が安定しない |
モバイルWi-Fi | なし | 38.0Mbps | 3,000~5,000円 | ・外出先でも利用するなら便利 ・他の回線に比べて速度が遅い |
※各回線の平均下り速度は、『みんなのネット回線速度』で2022年3月15日から直近3か月に計測された結果から平均値を計算したもの。
インターネット回線の種類
家庭向けとして利用できる下記4種類のインターネット回線について、それぞれの特徴とどんな方に向いているのかをまとめました。
それぞれ見ていきましょう。
1.光回線
『光回線』は、光ファイバーケーブルを使ったインターネットサービスの総称です。
宅内まで光ファイバーを通す必要があるので、提供エリアが限られ、導入時には工事を行わなければなりませんが、その分通信が安定し快適にインターネットが利用できます。
家族複数人で同時にインターネットを利用することが多ければ、光回線を選ぶのが無難でしょう。
また、反応速度を表すPing値も他の回線に比べて低く、オンラインゲームなどを遊ぶ際に、ラグが発生しにくくなります。
料金もその他のインターネット回線と大きくは変わらないので、提供エリア内で工事の期間さえ我慢出来れば、光回線が一番おすすめです。
2.CATV(ケーブルテレビ)
名前からもわかる通りケーブルテレビがメインのサービスで、その回線を利用してインターネットに接続することが出来ます。
様々なチャンネルが視聴できるため、どちらかというとインターネットよりテレビ重視の方におすすめです。
また、ケーブルテレビは元々山奥などで地上波が届きにくい地域のためにスタートしたサービスで、光回線が提供エリア外になっていてもケーブルテレビなら契約できる場合があります。
一方で、速度はあまり速くなく、また料金も高くなりやすいので、光回線の提供エリア内にお住まいでインターネット重視の方は、ケーブルテレビを選ぶ必要はないでしょう。
3.ホームルーター
モバイル回線を利用してインターネットに接続できる、据え置き型のWi-Fi端末です。
申し込みして端末が届いたらコンセントに挿すだけでWi-Fiが飛び始めるので、工事を行う必要がありません。
そのため、すぐにインターネット環境が欲しい方にとってはぴったりのサービスと言えるでしょう。
また、最近は5Gに対応したホームルーターも登場してきているので、光回線に匹敵するくらいの速度が出るものもあります。
ただし、通信の安定感は固定回線を宅内まで引き込む光回線には及びません。
時間帯によって速度が極端に変わったり、複数人が同時に接続したりすると一気に遅くなってしまうこともあります。
また、反応速度を示すPing値が高くなりやすく、FPSなどのオンラインゲームなどを遊ぶには向きません。
料金的にも決して安くはないので、光回線が導入できなかった時の代替インターネットサービスと考えるのが良いでしょう。
4.モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiは、外出先での利用を想定した小型のWi-Fi端末です。
スマホと同じくらいのサイズのものが多いため、カバンやポケットなどに入れて気軽に持ち歩くことが出来ます。
一人暮らしなどで、家でも外でもWi-Fi環境が欲しい方には便利なサービスと言えるでしょう。
一方で、通信の安定感は光回線やホームルーターには及びません。
また、基本的には屋外での利用を想定して作られた機器ですので、同時接続台数もホームルーターに比べて少なく設定されているものが多いです。
まとめ
家庭向けとして利用できる4種類のインターネット回線について、それぞれどんな特徴があり、どんな方に向いているのかをまとめました。
今記事のまとめです。
光回線 | ・テレワークなど仕事でも利用する ・FPSや格闘など、反応速度を求められるオンラインゲームを遊ぶ ・中人数~大人数家族で、複数人が同時にインターネットを利用する ・高画質の動画を視聴する |
---|---|
CATV | ・インターネットよりもテレビ重視 ・様々なチャンネルを視聴したい |
ホームルーター | ・光回線の提供エリア外に住んでいる ・工事が出来ない・したくない ・すぐにネット環境が欲しい ・1人暮らし~少人数世帯 ・ネットサーフィンやSNS、通販などの利用がメイン |
モバイルWi-Fi | ・一人暮らし ・すぐにネット環境が欲しい ・外出先でもWi-Fiを利用したい ・ネットサーフィンやSNS、通販などの利用がメイン |
基本的には、通信が安定していて速度が速い光回線が一番おすすめです。
光回線がエリア外で導入できなかったり、何らかの事情で工事が出来ない、したくない、もしくはすぐにインターネット回線を導入しなければならない場合にホームルーターなどを検討するのが良いでしょう。
尚、光回線をどこで申し込もうか迷っているなら、下記の記事が参考になります。
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